施工実績

3月後半になると、長雨が多い傾向にあり、その影響で雨漏り修理の依頼が相次ぎました。

雨漏りの原因が複数ある場合は、修理作業が複雑化します。そこで、まずはおよその検討箇所を取り外し、点検していきます。

最近の一件では、過去に雨漏りがあったものの、しばらくは問題がなかったために放置されていたとのことでした。特に下り棟と隅棟の付け根辺りには、雑草が頻繁に生えてくる箇所があり、この点でお悩みのご家庭が多いようです。また、瓦自体も50年以上経過しているとのことでした。

作業を進めると、下り棟を取り外した際に、葺き土が濡れていることが確認されました。さらに、雑草の根が瓦に巻き付いている様子が見られました。これが、雨水が隙間から侵入しやすくなっていた原因でしょう。材料の経年劣化により、瓦本体の防水性能が低下し、雨漏りが引き起こされた可能性が高いです。

その他の箇所でも、ひび割れが目立ちます。50年以上も経過した陶器瓦の状態はあまり良くありません。今後は葺き替え工事を検討する必要がありそうです。