板張りの外壁を修理する方法とポイント
板張りの外壁は、木の温かみと風合いが魅力ですが、経年劣化により「めくれ」「塗装の剥がれ」「色あせ」などが発生しやすいです。今回は、これらの症状に対応するメンテナンス方法を紹介します。
1. めくれた板の補修・交換
症状:
・板が浮いてきている
・端がめくれたり、反っている
・隙間ができ、雨水が入りやすい
対処法:
✔ 釘・ビスの締め直し
→ めくれている部分を元の位置に戻し、しっかり固定します。
✔ 交換が必要な場合
→ ひどく傷んだ板は新しいものと交換します。色合いを揃えるために、全体の塗装も検討しましょう。
2. 塗装の剥がれ・色あせの修復
症状:
・表面がザラザラしている
・色が薄くなり、古びた印象になっている
・塗膜が剥がれ、木がむき出しになっている
対処法:
✔ 表面を研磨(サンディング)
→ 細かいヤスリで磨き、古い塗膜を落とします。
✔ 下地処理(防腐・防水処理)
→ 木材用の防腐剤・防水剤を塗布し、耐久性を高めます。
✔ 再塗装
→ 木の質感を活かす場合は「オイルステイン」、しっかり保護するなら「耐候性の高い塗料」がおすすめです。
3. 板張り外壁の耐久性を高める工夫
✔ 定期的な塗装メンテナンス(5~10年ごと)
✔ 軒を深くして雨風の影響を軽減
✔ 雨水が溜まらないように通気を確保
まとめ:
板張りの外壁は適切なメンテナンスを行うことで、美観と耐久性を維持できます。めくれや剥がれを放置すると、雨水が侵入し腐食が進むため、早めの対処が肝心です。定期的にチェックし、美しい外観を長持ちさせましょう